県内各地で大雨が降り洪水(昭和25年1月31日)

昭和25年2月1日の岩手日報より。

暦の上では、大寒だと言うのに、1月30日から30一日にかけて、徳永の雨が降り、県内の風が増水し、各地の道路が浸水する被害が発生した。

暦の上では、大寒だと言うのに、1月30日から30一日にかけて、徳永の雨が降り、県内の風が増水し、各地の道路が浸水する被害が発生した。

盛岡測候所によれば、30日午後6時から31日午前9時までの降水量は50ミリに達し、大正13年の測候所開設以来例のない記憶となったと言う。

気温も高く、最高気温は31日の午前6時に9.1℃で、平年より8度高かったと言う。

盛岡測候所によれば「これは東シナ海の低気圧が東進、秋田沖に達したため、南方からの暖気が張り出してきたため」と言う。

このため、県内の河川でも、相当な増水をして、県土木部に入った報告によれば、午前9時に明治橋が90センチ、太田橋が130センチ、午前8時現在一関市の磐井川で170センチ、千歳橋200センチの増水であったと言う。

衣川では橋が流出し、車馬の交通が途絶えたと言う。

 

 


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