東京大歌舞伎の沢村茂美次・市川鯉三郎合同大一座が盛岡劇場・水沢劇場に来る(昭和25年9月28日)
1950年9月28日
2022年1月19日
昭和25年9月27日の岩手日報の広告欄より。
「女団十郎来る!」と題して、東京大歌舞伎の沢村茂美次・市川鯉三郎合同一座が盛岡と水沢で公演する旨を広告している。
スケジュールとしては、9月27日は盛岡劇場、翌9月28日が水沢劇場。
まず「沢村茂美次」というのが、調べてもあまり情報が出てこないようだ。
サイレント期の映画の出演情報にたまにヒットする程度。
また、市川鯉三郎はWikipediaにも「西川鯉三郎」として該当があった。
日本舞踊「名古屋西川流」の名跡を継いでいるようで、この時期は前年の名古屋をどりでの「白鳥は来たりぬ」の奇抜な衣装や装置を巡り、「芸術か舞踊か」の大論争になっていたのだとか。
また、会場である盛岡劇場は現在でも盛岡劇場であるとして、水沢劇場というのはどこにあったのだろう?
調べてみると、興味深いブログに行き当たった。
昭和49年に水沢に行かれた方のブログのようで、岩手県南バスのボンネット車が映っていたりする。