明治37年に誘拐されて東京に売られ47年ぶりの再会
1951年1月4日
2021年10月19日
昭和26年1月4日の読売新聞夕刊より。
9歳の頃、岩手県内で誘拐されて東京府三鷹市内の農家に売られ、その後女中奉公などを転々として結婚し、現在(その時点)では都下北多摩郡神代村で3人の子供の母親となっていた56歳の女性が、岩手県内各市町村に依頼して肉親捜しをしていたところ、水沢町助役などの尽力で、54歳になる妹が胆沢郡若柳村に住んでいるということが判明し、47年ぶりの再会となった。
「寒さも雪も何のつらいことがありましょう。母は8年前に亡くなったとのことで残念です。妹たちにあえてこんなうれしいことはない」とコメントしていた。