一関で大豆畑を食い荒らすカタツムリを火炎放射器で殲滅だ!(昭和29年1月14日)
1955年1月14日
2022年5月11日
昭和29年1月14日の岩手日日より。
前の年、一関の中里沖、長島、舞川、平泉等の北上川流域の大豆畑350町歩では、ウスカワマイマイが大発生し、2千万円にも及ぶ被害を与えたのだと言う。
そこで、一関農業改良普及事務所では、今度は火炎放射器による撲殺を計画した。
この火炎放射器は、二戸地方で果樹園の土中潜伏害虫の防除に利用されているものである。
これは、噴霧器のようなもので、機械の中に石油を入れて、放射口から吹き出す油滴に火をつけて、それをウスカワマイマイに吹きかけるものだと言う。
必要な石油の量は、面積1反歩に対し4升であると言う。
試し中里沖で試験をしてみて、結果が良ければ農家の負担で十数台の変え方先を購入する予定であると言う。