岩手県内各地で初荷(昭和32年1月2日)

昭和32年1月3日の河北新報より。

県内各地では初売りとなった。

盛岡】暖かい天気に恵まれ、人出が増えた。盛岡駅では乗降客が平日の二倍半という盛況。初荷は風船や小旗で飾り付けたトラックやオート三輪が市内を走り回っていた。圧巻は日通盛岡支店で、10時からボデーを飾りまくったトラックやオート三輪20台余りが市内を練り歩いた。松屋デパートでは1個千円の宝箱300個がたちまち売り切れ。屋上ガーデンにも子供売り場を解説するというほどの盛況であったという。

【一関】2日の初売りは、平日より多くの人があったという程度だったという。

【水沢】好転に恵まれ、人で賑わった。「初荷」と書いたトラックやオート三輪が雪解け道を飛ばして正月気分。

釜石】釜石港からの初荷はインド向けの鋼材やレールなど。釜石の埠頭では入校していた船の乗組員が祝杯を挙げていた。

 

 

 


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