盛岡~釜石に運行予定のディーゼル準急車両が盛岡客貨車区に配属(昭和34年5月18日)

昭和34年5月19日の岩手東海新聞より。

この年の7月には、盛岡~花巻~釜石にディーゼル準急が運行開始する予定であったが、そのディーゼル車両のうち1両が盛岡客貨車区に配属されたという。

釜石線のディーゼル準急は、上野~日光の準急「日光」や、盛岡~福島の準急「やまびこ」と同じキハ55形3両が充てられる予定であり、沿線3市つまり花巻・遠野・釜石の3市が鉄道利用債を引き受けることで実現した。

盛鉄局は、残り2両が運行開始に間に合わない可能性もあるということで、津軽線や花輪線から予備車を1両ずつ回して充当する予定であったという。
ただし予備車はエンジンが1つしかないキハ26なので、釜石線の勾配を走れるかどうかは未知数だとコメントした。

盛岡~釜石間の所要時間は、蒸気機関車の客車列車で4時間かかっていた所、2時間半に短縮するというので期待されていた。

ダイヤは1日2往復で、盛岡6時頃~釜石8時半頃~盛岡12時頃、盛岡14時頃~釜石17時頃~盛岡20時頃を予定していた。

予定されている停車駅は、釜石側から陸中大橋、遠野、宮守、土沢、花巻、石鳥谷、日詰であった。

 

 


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