釜石の五ノ橋で岩手東部バスが危機一髪(昭和34年5月18日)

昭和34年5月19日の岩手東海新聞より。

釜石駅を出て右手の中妻方面に行く際、最初にわたる橋は「五ノ橋」であるが、この五ノ橋でバスが危うく転落しそうになった。

5月18日の昼下がり、東前発小川社宅行きの岩手東部バスは、釜石市の中心部から住宅地の小川に向け、買い物帰りの親子連れ等30名を乗せて走っていた。

そして釜石駅前を発車し、五ノ橋を渡ろうとしたら、橋のくぼみにハンドルを取られてしまった。

それで左側のコンクリート製の欄干に衝突、バスの3分の1が飛び出す事態となった。

そして車内の子供たちは泣き叫びながら逃げようとする。
この状態でドアから出たら甲子川に真っ逆さま・・・というか、バスの重心が橋の外にさらに掛かることになる。
あわや大惨事・・・ というところで、運転士と警察官が機転を利かせた。

「後ろから出ろ!」

この機転が功を奏し、犠牲者を出すことなく無事に乗客を救出することができたのであった。

 

ちなみに、岩手東部バスは昭和32年から岩手県南バス(本社:水沢市)の経営系列となっており、この時点で色は県南バスカラーになっている。

 


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