昭和36年12月6日のデーリー東北より。

種市町内の種市中学校、角ノ浜中学校、平内中学校を統合する話は、昭和32年から持ち上がっていた。

しかし、角の浜、平内の角学では、経済的負担が重くなるので反対しており実現できなかった。

ところが、その頃入学生等が増加し、学校修繕費がかかり、収容が困難でどうしても統合に踏みきらなければならなくなったのである。

それで、種市中学校と平内中学校の統合から始めることにしたのだが、平内に強力な反対の声があったのである。

ところが、ここにいたり、角の浜の学区民の中から、統合した中学校ができたら通学させてやりたいいう要望が高まってきたのである。

統合した種市中学校に通学すると言うことになれば、角の浜に残った生徒数は大幅に減って、複式授業しなければならないと言う状態となるのであった。

この問題は、容易に解決しそうになかった。

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