昭和40年10月8日の岩手日報より。

大船渡市では、野生のシカやサルが生息している五葉山を自然動物園にする計画を進めているという。

これは、五葉山のシカの研究をしている横須賀市博物館の柴田敏隆氏がこの年もフィールドワークの来るので、この柴田氏のアドバイスを受け、餌場を五葉山の各地に設置して、野生動物の楽園にしようというもの。

大船渡市では、早速この冬から餌場を数か所に設置するという。

柴田氏は「五葉山は丹沢山（神奈川県）以上のシカの生息地だ。これを保護するのはうれしい。
増え過ぎたら狩猟区を設けハンターから有料で狩猟させれば餌代も浮くだろう。
ハンティングは西洋では王侯貴族の遊び。30万円の入会金を取っても東京から続々ハンターが来るだろう」

Tweet