県内の水産高校が共同利用する実習船「宮古丸」が宮古港に到着(昭和41年2月1日)

昭和41年2月2日の岩手日報より。

県内の水産高校が共同で利用する実習船「宮古丸」が室蘭港を出航し、宮古港に到着した。

宮古港では宮古水産高校のブラスバンド部など全校生徒や漁業関係者が盛大に出迎えた。

宮古丸は室蘭の楢崎造船で建造され、総トン数190トン、全長31m、幅6.6m、エンジン620馬力、最大速力11.5ノット。

装備はレーダー、気象伝送模写式複写装置(ファクシミリ)、電磁海流計、ジャイロコンパス。

定員は20名、タイル張りの風呂や教室兼食堂もあるという。

 

2月中には試運転を兼ねて近海マグロ漁に出て、春の北洋サケ・マス漁では日ソ協定による共同調査船として資源調査と海洋観測を行うという。

 


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