サケマスはえなわ漁船解禁へ

昭和32年4月19日の岩手日報より。

翌4月20日から、サケ・マスのはえなわ漁が解禁になるというので宮古などの漁港が沸き立っている。
宮古港では49隻、山田港では11隻、田老港では5隻と、前年より5隻減少しているといが、100万貫を期待しているという。

記事では「資材が少なく、しかも安全操業ができて漁獲が確実な漁法として本件自慢のサケ・マスはえなわ漁業」「もともとこの漁業は宮古の漁師があみ出して先ベンを付けたもの」

ということで、至上では岩手県が紀元を主張している。

Wikipediaで見てみると以下の通り。

いわく、

日本での延縄漁の起源ははっきりしていないが、古くから行われており、『古事記』や『古今集』にもその記載がある。古くは、千尋縄ともよばれた。しかし、室町時代以降は、漁網が発達し、小型魚に対する底延縄による漁は次第に衰退し、マグロなどの大型魚を狙う漁を除いては、網を張ることが難しい岩礁帯で使われることに限られていた。

あ、もう「古事記」の昔からあるの・・・

また、このようにも書いてある。

マグロ延縄漁は、江戸時代の18世紀中ごろに紀伊半島から房総半島の南端に移り住んだ漁民たちの手により、現在の館山市にあたる布良港で始まったといわれている。布良には記念碑も建立している。

マグロに関しては館山なのか。
というか、魚種によって起源を主張していいものなのか?

 

それはともかく、記事には続きがあって、大漁であれば輸送が間に合わず魚の値が下がり「豊漁貧乏」なるが、それを防ぐために市場開拓と鉄道輸送の手配も行ったのだという。

また「宮古あらまき」というブランド化で釧路港のサケに比べて1~2割高く売れたのだという。

 

 


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