東北大「山田町は赤皿貝の養殖に適してますよ!」(昭和35年1月11日)

昭和35年1月11日の岩手日報より。

下閉伊郡山田町は、東北大学生物学教室に依頼し、山田湾の赤皿貝の養殖について調査を行っていた。

その結果。養殖に有望な敵地であるという結果を得ることができた。

それまで、赤皿貝の養殖というと青森県の西平内海岸で透析して付着させる、会の耳に穴をあけてビニールの紐に吊るして養殖するという方法が取られていたが、人件費がかかるなどでうまく行っていなかったという。

東北大の研究室では、赤皿貝が海底の泥の中でも成育していることが分かったため、この方法でやってみてはどうかということになった。

漁業関係者の間では、ホタテはこの1~2年に乱獲で漁獲が減るのではないかと見られており、それをチャンスに販路を拡大したいともくろんでいた。

 

令和の現在、山田町の赤皿貝がどうなっているかというと、しっかり定着して山田町の名産になっているようだった。

 

 


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