江刺市広瀬の「日本一古い民家」向山公園に移築して保存へ(S42.5.12岩手日報)
1967年5月12日
2026年2月1日
昭和42年5月12日の岩手日報では、日本一古い民家として国の重要文化財に指定されている後藤家住宅が、江刺市の向山公園に復元されたニュースが報じられています。

この住宅はもともと江刺市大字広瀬字平にあったもので、昭和40年5月に日本一古い民家として国の重要文化財に認定されました。その後、保存と一般公開を目的として、昭和41年11月から解体作業が開始され、向山公園内の旧岩谷堂中学校跡地へ移築されることになりました。
再建作業は文化庁文化財保護委員の指導のもとで厳密に進められました。後藤家住宅は元禄8年に建てられた歴史ある建物で、その構造は茅葺きの寄棟造りとなっています。建築にあたっては、栗や欅の廃木が用いられており、それらをオノやチョウナで削り出すという当時の伝統的な技法がそのまま再現されています。
記事が掲載された当時は復元作業の真っ只中にあり、作業は7月いっぱいに完了する予定となっていました。広瀬の地から向山公園へと場所を移し、江戸時代から続く貴重な建築様式を後世に伝えるための大規模な復元事業の様子が詳細に伝えられています。
