釜石線工事の土倉トンネルが貫通(昭和24年7月26日)

釜石線は西線と東線を結ぶ平倉~陸中大橋の工事が進められていた。

その最大の難所である土倉トンネル(平倉~上有住)は、昭和24年7月26日9時55分に国鉄盛岡工事事務所長の発破で貫通することとなった。

 

この瞬間を録音するために、NHKの録音班も、素掘りの構内に配線を行った。

即席の祭壇には祝いの酒が供えられ、祝杯が挙げられた。

盛岡工事事務所長「土倉トンネルの開通は感激の他はない。この日を迎えるために多くの労務者は汗と泥にまみれ、昼夜の別なく働いてくれた。また、かすり傷一つ負わず順調に工事が進んだことは感謝に堪えない。私としては県民の熱意にこたえるために釜石線の全通に今後一層努力する」

 


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