「婦人の職場を明るくしましょう」と叫んでいる県庁のお膝元にブラック企業(昭和26年6月16日)
1951年6月16日
2021年12月31日
昭和26年6月16日の「夕刊いわて」より。
この時期、県では「婦人の生活を明るくしましょう」と女性の働く職場の労働環境の向上を各職場に呼びかけていた。
そんな最中に、極めつけのブラック企業が県庁の中にあったのである。
それは県職員生活協同組合。
組合長以下7人の職員がいて、うち5人は女性。
その5人の女性は、夜の11時まで伝票整理や帳簿つけ等の仕事に終われながら、残業手当を一度ももらったことが無いのだという。
「不平をいえば悪く思われるから言えないでいる」と悲痛に満ちたものだった。
ただし、これに関して組合長のコメントは得られていない。