「婦人の職場を明るくしましょう」と叫んでいる県庁のお膝元にブラック企業(昭和26年6月16日)

昭和26年6月16日の「夕刊いわて」より。

この時期、県では「婦人の生活を明るくしましょう」と女性の働く職場の労働環境の向上を各職場に呼びかけていた。

そんな最中に、極めつけのブラック企業が県庁の中にあったのである。

それは県職員生活協同組合。

組合長以下7人の職員がいて、うち5人は女性。

その5人の女性は、夜の11時まで伝票整理や帳簿つけ等の仕事に終われながら、残業手当を一度ももらったことが無いのだという。

「不平をいえば悪く思われるから言えないでいる」と悲痛に満ちたものだった。

ただし、これに関して組合長のコメントは得られていない。

 

 

 


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