金田一温泉プールで第10回東北水泳大会(昭和30年8月12日)

昭和30年8月12日の河北新報岩手版より。

県北は金田一村の金田一温泉プールで、第10回東北水泳大会が開催された。

大会経費は24万円だそうで、この経費を稼ぐために大人30円、子供10円の入場料を取っていたという。

2日間で1万人の入場者があり、経費はトントンとのことだった。

金田一温泉プールはこの時点で、長野県の野沢温泉プールに次ぐプールであったといい、総工費が1400万円かかったのだという。

しかしこうした大規模な大会をやるのは年に1回か2回で、建設費を償却するにはまだまだであったという。

また、温泉地でありながら適当な宿泊施設が無いことも、このプールを使いにくいものにしていたようだ。

 

しかし、スポーツ大会の記事でここまで金の話ばかりしている記事も珍しいのではないだろうか。

 

 

 


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