昭和の大合併で津軽石村を編入した宮古市「私有林の半額払下げなんて引き継いでません」(昭和30年12月20日)

昭和30年12月20日の岩手日報より。

この年の4月1日、宮古市は周辺の花輪村・崎山村・重茂村と共に津軽石村を合併した。
「昭和の大合併」である。

この中で、津軽石村では村有林を営林署払下げ価格の半額で地元部落民に払下げるように村議会で議決していた。

これが昭和30年4月1日の合併で「市有林」となった。

いざ半額で払下げてもらおうとなった段になり、12月20日に宮古市役所に行くと、市は「払下げの話は聞いているが半額の話は聞いていない」と突っぱねた。

確認してみると、津軽石村から宮古市に引き継いでいなかったのである。

そこで、この話は津軽石村当局と地元民との話、ということになった。

 

ただ、「津軽石村当局」とは言っても、それが合併先の宮古市ではなかったら何なんだろう?という疑問は残るが・・・

 

 

 

 

 

 


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