江刺・赤金鉱山の住民「小学校の学区をバスの本数の多い方にして欲しい」（昭和36年11月27日）
1961年11月27日
2022年3月20日
昭和36年11月27日の胆江日日新聞より。
江刺市伊手の奥には同和鉱業赤金鉱山があった。
この赤金地区の児童90人は、4km離れた上伊手小学校に通っていたのだが、その上伊手に行くバスは1日6回しかないのだという。
しかし、5km離れた伊手小学校であればバスの便は33本あるので、こちらの方が通いやすいということであった。
それで、父兄の代表者は江刺市教育委員会に陳情書を提出した。
「一挙に学区変更が困難なら、次の春に入学する23人だけでも・・・」と必死にお願いをしていた。
ちなみに、平成27年度の伊手小学校の学校要覧によると、この時点で同校の全校生徒は57名であるという。
