釜石でバスが半日スト(昭和36年4月28日)

昭和36年4月28日の岩手東海新聞より。

春闘では県南・東部バス労組は3000円のべアを要求していたが、会社側の回答は1500円。

これに対し組合は釜石営業所でストを行うことにした。
これに呼応し、釜石製鉄所・釜石市役所・全逓の組合員も応援に駆け付け一緒に座り込みをした。

今でこそ岩手県交通の釜石営業所は野田にあるが、当時は釜石港に近い東前にあった。

また、写真のバスは県南バスカラーに見えるがまだ「岩手東部バス」の時代で、昭和32年から県南バスの傘下に入っていた時期であった。
これが正式に「岩手県南バス」となるのは昭和41年のことである。

それはともかく、朝から半日ストだというので通勤通学の客は大変だ。
遠野・大槌・大船渡方面も完全ストップである。

タクシーはもう侍っても来ない。

国鉄では2両増結してもまだ入らない。
しまいには貨物列車に乗って通勤する始末であったという。

ところで国労はこのストには参加しなかった…?

 

 


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