ワンマンバス導入をめぐって県南バスはついに48時間スト(昭和41年11月5日)

昭和41年11月5日の岩手東海新聞より。

釜石駅から徒歩で会社や学校へ

ワンマンバスの運行問題をめぐって、これまで4カ月間争議を続けてきた岩手県南バスの労組は、ついに5日から、48時間後に突入した。

部分ストも含めると、10月17日から始まっており、かれこれ14日間にわたってバスが止まっており、岩手県の交通史上最悪の事態となっていた。

バスの公益性から見て、このまま放置するわけにはいかないと、11月2日には、県地労委が斡旋に入って、労使双方の立場を聞くことにした。

しかし、話し合いは全く折り合いがつかず、ついに交渉が打ち切りとなり、県地労委は手をひいてしまった。

もはや解決の糸口すらない状態となっていた。

このために、汽車は鈴なりとなり、自家用車はほぼフル回転でスト穴埋めをしていた。

商店街や通学する高校生の不満は高まっていた。

また、この年はイカが大漁であったにもかかわらず、バスが止まっているために人で集めに苦労していた。

 

 


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