ワンマンバス導入をめぐって県南バスはついに48時間スト(昭和41年11月5日)
1966年11月5日
2022年8月23日
昭和41年11月5日の岩手東海新聞より。
ワンマンバスの運行問題をめぐって、これまで4カ月間争議を続けてきた岩手県南バスの労組は、ついに5日から、48時間後に突入した。
部分ストも含めると、10月17日から始まっており、かれこれ14日間にわたってバスが止まっており、岩手県の交通史上最悪の事態となっていた。
バスの公益性から見て、このまま放置するわけにはいかないと、11月2日には、県地労委が斡旋に入って、労使双方の立場を聞くことにした。
しかし、話し合いは全く折り合いがつかず、ついに交渉が打ち切りとなり、県地労委は手をひいてしまった。
もはや解決の糸口すらない状態となっていた。
このために、汽車は鈴なりとなり、自家用車はほぼフル回転でスト穴埋めをしていた。
商店街や通学する高校生の不満は高まっていた。
また、この年はイカが大漁であったにもかかわらず、バスが止まっているために人で集めに苦労していた。