花巻駅付近の人身事故は二高生の心中(昭和7年7月1日)
1932年7月1日
2022年2月6日
昭和7年7月3日の読売新聞より。
7月1日の夜、東北本線の花巻付近で男女が轢死する人身事故があった。
どうやら遺留品を見てみると、二高(旧制。現在の東北大学教養部)の生徒とその恋人らしい。
仙台からも二高の生徒主事がやってきて確認に来たところ「間違いない」ということになった。
ところが、その二高生の兄もまたその前月に自殺していたのだ。
その二高生の兄は、36歳にして埼玉県東部のどこかの村で収入役を務めるほどの才物であった。
ところがその村の公金7,400円を私的に消費しており、村の会計監査でそれが発見されたというのである。
それで一家心中を図り、妻だけは絶命せず病院で手当てを受けているところであったという。
近所の人も「将来偉い人になると思ってたのにね・・・」