春は家出のシーズン!多いのは若いツバメとの駆け落ち(昭和26年5月16日)
1951年5月16日
2022年2月23日
昭和26年5月16日の「夕刊いわて」より。
4~5月は家出人が多く、この年は5月15日までで149人が家出していたという。
以下のような実例があったという。
- 西磐井郡某村の役場書記の女性(21)。
同僚の男性(21)が妻帯者であるのを知りながら恋仲になり妊娠。
噂が出始めたので、2人で手に手を取って行方をくらました。 - 胆沢郡某町の大工の妻(25)。
義妹の夫(29)と人目を忍ぶ仲になっていた。
しかし狭い町のこと、4月下旬に東京方面に家出したが、その月末に滋賀県内で発見され連れ戻された。 - 釜石市の30歳の人妻。
23歳の若い店員をツバメにして囲っていたが、その若い店員が郷里の長野県に帰るというので、家から2万円持ちだして同行することになったが、2~3日後に疲れ果てて帰京することに。 - 釜石市の37歳の運転手。
自分の妻の妹と親密な関係になってしまい、妻に「義兄妹でありながら・・・」とたしなめられ、盛岡で職を探すことに。
ところがこの義妹「あの人にどこまでもついていく」と後を追って家出。 - 盛岡市の引揚げ者寮に住む鉄道員(33)。
同じ寮に住む大工の妻(32)と関係していたら、母に文句を言われ、東京方面に駆け落ち。
記事の最後では「慢性化した夫婦佳話に飽き足りなくなりエロ雑誌にシゲキされ小説そのままを寺で行くようになったのだろう」と推測している。