盛岡駅構内で「動く鉄道博物館」

昭和27年10月8日の岩手日報より。

国鉄開業80周年を記念して、盛鉄局が主催して盛岡駅構内の「片倉線」で7日から「動く鉄道博物館」が開催されているという。

「片倉線」というのは片倉製糸の引き込み線、ということだろうか。
確かに盛岡市内には片倉製糸の工場があったようである。
ただしネット上だけではそれがどこにあったかは分からない。

ともあれ、この当時の盛鉄局で最新鋭であったC57と、最も小さい3.4トンの機関車が並べられることとなった。

この「最も小さい機関車」というのは、写真で見る限り朝顔形連結器となっている。

既に釜石まで全通し役割を終えていた岩手軽便鉄道か、あるいは釜石鉱山の社線から持ってきたものであろうか。

 

ともあれ、会場は明治時代を描いたジオラマなどが展示され、小中学生を中心に4000人の人でにぎわったという。

 

 


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