県では赤字財政のため希望退職を募集(昭和30年8月5日)

昭和30年8月6日の河北新報岩手版より。

県では、赤字財政のために希望退職を募集していた。

9月末までに480名の減を予定していたが、実際に集まるのは300名ぐらいだと思っていたところ、何と7月までに辞表が295通に達したのである。

この調子であればもう50人追加で530名でもいけるだろうと目標を変更することにしたのである。

 

ところで、昭和28年、県では「胆沢地方事務所事件」という200万円に登る公金横領事件が発生していた。

労働組合である県職組では、この事件に関係した管理職からまずやめさせるべきではないかと県当局に迫った。

県側は「もう裁判も終わって処分もしたことだし」と、擁護する構えであったが、当時の胆沢地方事務局長は本庁に栄転し、農政課長となっていた。

この課長が辞表を提出すれば、関係した職員も次々といなくなるだろうと見られていた。

 


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