岩谷堂農協の新施設「ライス・センター」(昭和38年11月7日)

昭和38年11月26日の岩手民声新聞より。

江刺の岩谷堂農協では、画期的な施設として「ライス・センター」を開設した。

これは、ボタン1つで乾燥から籾摺り、俵詰などを一気に済ませると言う施設である。

この施設での1日の最大加工能力は350俵であり、その機械操作は全てオートメーションで1人で間に合う仕組みなのだと言う。

この時点では、俵まるきが人手なので1日7時間操業で、120〜130俵の加工が限度であると言う。

特に今年は天候不順で、農家は自然乾燥が思うに任せず、センターを利用する場合は刈り取り直後のものでも心配がなく労力その他の面も手を汚すことがないとあって大変好評であったと言う。

このような画期的な施設に、胆江だけではなく、紫波・和賀・気仙などの農協からも視察者が押しかけていると言う。

 

 


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