大モテの貸し自動車

昭和42年のゴールデンウィークも終わった5月11日の岩手日報には「大モテの貸し自動車」という記事がある。

貸し自動車とはレンタカーのこと。
まあ自動車を貸すんだから「貸し自動車」ではあるだろう。。。

Wikipedia情報だと、日本のレンタカーの歴史は、大正時代に「運転者付き」で始まったのだという。
現在で言えばレンタカーというよりハイヤーのようなイメージだろう。

これが戦後になり「ドライブ・クラブ」として会員に自動車を貸しだす形式の商売が始まったようである。
そのあたりの話は、以下のブログにも書いてある。

ともあれ、岩手日報の記事によれば、岩手県における「貸し自動車」は、昭和37年10月に盛岡市内で始まったのが最初であるという。

これが昭和42年に至ると、盛岡に7業者、そのほか北上・大船渡・水沢・一関・江刺・福岡(二戸)にもあったのだという。

目的としてはレジャーが主で、商用での利用もあったのだという。

当時の岩手県のレジャー情勢としては、昭和39年に花巻空港が開港、昭和40年に東北本線が盛岡まで電化と、これまで以上に首都圏との往来が便利になった時期であっただろう。

そんな時代の「岩手のレンタカーことはじめ」。

 


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