農家の売り惜しみで米が出回らず
1927年1月7日
2021年10月18日
昭和2年1月7日の岩手日報より。
花巻の米穀商は新年を迎えて忙しいが、農家の方は1駄20円から1駄30円を夢見て売り惜しみをしているのだという。
それで、穀物検査所では移出検査が2割程度減っているのだという。
しかし、年末は田舎では相当金が必要になるだろうから20日には出回るだろうという予測であった。
ところで「駄」というのはどういう単位か?
以下のページに解説があった。
crd.ndl.go.jp
レファレンス協同データベース
いわく、
『丸善単位の辞典』『日本大百科全書』「駄(だ)」の項目によると、 馬一頭に背負わされる荷物の重量からできた単位で江戸時代の定めでは三十六貫(135kg)。
酒は三斗五升入り(約63L)2樽を一駄、1樽分を片馬、醤油は八升入り8樽を一駄と言った。
なるほど・・・
このような単位系も、昭和33年までは使えたのだろうか。