昭和初期は疾病に関するプライバシーなど無かった

今でこそ、病気に関する情報はプライバシーとして守られているが、昔は全然そんな概念などなかった。

有効な治療法が存在しなかった時代は、せめて「どこの家で発生したか」知ることで、感染を防ぐという需要はあったのかも知れない。

2020年からのコロナ禍においても、「感染者のプライバシーの為に住所は公表しない」という自治体の方針に対し不満が殺到したケースも多々あり、この問題は過去のものではなく、きわめて現代的な問題であることを考えさせられる。

このようなことをなぜ書くかといえば、このブログエントリーの記事の日に、県南のある家でジフテリアが発生し、住所氏名まで新聞に書かれているからである。

 

2021年現在、厚生労働省のページによればジフテリアは予防接種の発達などで、1999年以降国内で発生していないという。

 

 


showa
  • showa

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です