昭和26年3月13日の「夕刊いわて」より。

3月11日から2日間の日程で「東京芸術公社」という大仰な団体所属の折田チヨ一行が盛岡市生姜町のシネマミソノでストリップの公演を行ったのだという。

東京から来たストリッパーは舞台から客席に下りて吸い掛けのタバコを観客のオッサンに吸わせようとすると「オラいらねいよ」と恥ずかしがって逃げ出す純情ぶりであったという。

そうかと思えばリーゼントのアンチャンにビールコップを恭しく捧げるなどサービス満点で大盛況であったという。

ちなみに生姜町とは現在のホットライン肴町の真ん中当たりから八幡宮へ行く通りの、南大通の交差点に行く少し前。

このあたりが盛岡では最も歓楽街であった。

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