岩手の死因は都市は結核、米作値は脳溢血、若者は自殺が多いようだ(昭和27年9月18日)
1952年9月18日
2021年12月23日
岩手県民はどのような理由で死ぬのか。
岩手大学農学部小柳達男氏が県内の地域別に死因の調査を行った。
米作地帯はすべての点で悪い。
畑作地帯になると良くなっている。
これは野菜類によるビタミンの問題ではないか。
畑地に乳牛が導入されると、良質のたんぱく質が摂取され豊富なビタミンにより乳児の栄養不良が半減し、ガンは10分の1になろうとの展望が語られていた。
都市部では結核が圧倒的に多いが肺炎などは圧倒的に少ない。
これは、都市部に良い薬が集まっている証左であろうとしていた。
都市部の場合、20~24歳の死因は結核が最上位、50~59歳になると脳溢血が最上位になると結論付けていた。
結核が多いのは都市の空気が汚れているからではないかと推測していた。
また、20~24歳の死因の第2位は自殺であることも問題視していた。
これはビタミンB1の不足により雄津で短期になるからではないかと推測していた。
記事の最後では「新鮮な野菜や果物を食べ、1日1食はパンにするのが望ましく、米を減らして牛乳を飲むとガンも減る」と結論付けていた。