南部鉄瓶も「Made in Occupied Japan」(昭和27年9月3日)

昭和27年9月5日の岩手日報より。

後年「岩手県東京事務所」となる東京物産あっせん事務所に、アメリカはサンフランシスコの日系人から「南部鉄瓶50個」の依頼が舞い込んだ。

値段は東京渡しで700~2000円止まりという。

アメリカでは鉄瓶は日常使わず、飾り物にするのだという。

 

当時であれば占領下で日本製品は「Made in Occupied Japan」だったであろうか。
いや、この年の4月28日に講和条約が発効し、「Occupied」は取れている時期だったであろう。

それでも、戦後しばらくの間は「Made in Japan」は粗悪品の代名詞としてアメリカでは受け入れられていたようである。

この時期にアメリカに渡った南部鉄瓶は、大切に飾られていただろうか。

 


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