胆沢川や猿ヶ石川に雨量計を設置
1952年9月3日
2021年11月6日
昭和27年9月3日の岩手日報より。
盛岡測候所では洪水予報の完璧を期すために、胆沢川と猿ヶ石川の流域に長期自記雨量計を設置するという。
これは、3年計画でどこに雨量計を設置すれば効果的な防災情報が出せるのかを調べるためのもの。
10か所への据え付けを予定しているという。
このことで平地や山岳部での降水量と河川流量の関係などを調べるという。
また、県中部や沿岸方面の予報に欠かせない早池峰山頂の超短波無線雨量計の設置は盛岡測候所でこの年度中に着工するように準備を進めていたが、予算と気候の関係で翌春着工になるという。
この早池峰山の超短波無線雨量計と盛岡測候所の間に電波の障害物があってはいけないが、盛岡市の白滝付近の松林が邪魔なので、買収伐採を計画しているという。
この計画は、中央気象台も本腰を入れている。