横黒線にジョルダン式雪かき車が出動(昭和31年1月27日)
1956年1月27日
2022年1月31日
昭和31年1月29日の岩手日報より。
岩手県内でどこが最も雪が積もるかといえば、何といっても西和賀地方である。
その西和賀地方を走る北上線―――当時の呼び方であれば横黒線はこの年も除雪に苦労していた。
それで、横黒線にはラッセル車どころかより広幅のジョルダン式雪かき車が配属されていた。
この年は「例年より雪が少ない」ということであったが、それでも黒沢駅では7メートル、平均で5.5メートルの累計降雪量になっていたという。
積雪は岩手湯田駅で1.5メートル、平均で1.2メートルという状況で、1,200人の人夫と16往復の除雪車が出動していたという。