キャベツ・さんまの輸送シーズンに貨物列車増発(昭和27年9月16日)
1952年9月16日
2021年12月23日
キャベツなどの秋野菜、サンマなどの秋魚、そして冬に向かって木炭などの輸送の為に、盛鉄局では昭和27年10月1日~12月末の間に、貨物列車を増発することを9月16日に決定した。
内訳は以下の通り。
- 東北本線 3往復
- 八戸線 1往復
- 大船渡線 1往復
10月~12月までの間、現在の出荷量より以下の増加が見込まれるという。
- 木炭 75,000トン
- 薪 70,000トン
- 鮮魚 150,000トン
- リンゴ 80,000トン
- キャベツ 30,000トン
東北本線の3往復のうち、1往復は尻内(現:八戸駅)~東京市場の鮮魚列車で、これは八戸線・釜石線・大船渡線から集められる三陸沿岸の鮮魚を運ぶもので、尻内18:15~東京市場翌22:58と、それまでの常識を覆すスピード輸送であった。
これは三陸の業者の長い間の要望がかなえられたものである。