気仙地方では麦踏みが始まる(昭和35年1月13日)

昭和35年1月13日の岩手日報より。

記事中の記述をそのまま借りれば「雪を知らない気仙地方ではもう麦ふみが始まった」。

麦踏みというのは、麦の新芽の段階で踏圧することで、耐寒性を高めるのだという。

 

令和の現在、気仙地方で麦の生産が盛んであるという印象はない。

JA大船渡のホームページによれば、気仙地方で最も売り上げが大きいのは肉豚で、住田町中心に現在でも盛んである。
岩手県農業研究センターの畜産研究所も住田町にある。

その他には、キュウリやトマトの野菜類、米といった順に売り上げが多いようである。

これは、米の耐寒性が上がったことで「何も麦じゃなくても」ということになったのだろうか。

 

 


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