見出しもあろうに「あき盲の書類配達」(昭和30年11月9日)

昭和30年11月9日の岩手日報より。

「この道三十年」というシリーズものの記事で、この回では69歳の前沢町役場使丁にスポットを当てているのだが、見出しが「あき盲の書類配達」となっているのである。

ここでいう「あき盲」とは、非識字者であることを指しているようで、書類の配達が主な仕事であるにもかかわらず字が読めないというのである。

それで45年間この仕事を続け、1件も間違いがないというからすごい。

毎日、出かける前に娘に道順に書類を揃えてもらい出発するのだという。

そうして配達する姿は、町の人からも親しまれているという。

 

 

 


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