火災に無防備な老朽県庁
1955年11月18日
2021年11月23日
昭和30年11月18日の岩手日報より。
この当時の岩手県庁は、明治36年11月に完成し、築53年であった。
53年もやってればそれは書類だって増える。
つもりに積もった書類に、火災報知機も無く火災のリスクは非常に高い状態となっていた。
そこで、火災シーズンを前に火災報知機を設置し、水槽にバケツを備え付け、屋根裏の4万冊の文書を整理することとした。
そして、書類置き場には「禁煙」の赤札を立て、そこでタバコを吸った職員は出納局まで呼び出して厳重に処分するという徹底ぶりだった。