借金取り立ての「暴力会社」摘発
1955年11月22日
2021年11月18日
昭和30年11月22日の岩手日報より。
盛岡警察署は、盛岡市内で暴力的に債務取り立てを行っていた暴力会社を摘発した。
これは、中小企業が年末の不況で債権回収できないところに付け込んで取り立てを代行すると称し、債務者に暴力的に押しかけるというものであった。
そして「人に言ったらお礼参りしてやるからな!」と凄むことも忘れなかったという。
一味は戦後盛岡市内を荒らしまわっていた暴力団で、元検察事務官もおり「自分で返済した」という体にして法の網を逃れようとしているという巧妙ぶりだった。